2016/05/20
ショック!エナメルのバッグに紙が張り付いて・・・・|お手入れスタイル

エナメルバッグのトラブル、本当に多いですね
これは間違いなく、エナメルのバッグのべたつきが原因です。
ヴィトンのヴェルニのバッグや小物もこのベタつきトラブルで
日本中でいったいいくつダメになったことやら・・。
なぜこの様になってしまうのか、、、
はっきり言ってしまうとエナメルバッグは日本の気候に適していないのです!
なぜかと言うと、エナメルは湿気が大の苦手だからです。
実際、エナメル素材のブランドバッグで有名なGU○○Iのバッグであっても、
日本に持ち込まれたときから湿気との戦い。
上品なエナメル革独特のツヤもなんだかツヤも無くなり
ベタベタした風合いに変身してしまうのです。
この主な原因はなんと言っても保管状況。
それが問題です。
一般的には、購入時に付いて来る専用の布製巾着袋にバッグを入れたり
紙包装のままクローゼットへポイッ!とされている方が殆どです。
しかし、この保管方法は湿気を嫌うエナメル革には適当ではありません。
このままだと、袋の繊維が湿気を帯びてべたつきを持ったエナメル革に張り付いてしまい、見るも無残に・・・
エナメル革の保管方法は、
・先ず第一に保管する前にケア用品を使い、
・浸透した後柔らかいきれいな布で乾拭きをします。
・その後、風通しの良い場所で充分(数日間)陰干しします。
そして初めて保管前の処理が完成。
あとは、通気性の良い場所にて保管していただければ問題ありません。
今回の様にべたつきを解消するには、
柔らかいきれいな布に
コロニルウォーターストップチューブ(クリーニング効果と艶出し)を取り
全体に万遍なく拭いてべたつきを取ってあげましょう。
次にコロニルラックスプレー(エナメル専用 艶出し、円滑効果)を
スプレーし乾拭きします。
これで、だいぶべたつきは無くなりますよ。
既に包装用の和紙が張り付いてしまっている状態ですと
残念ながら完全に跡が残らないようにきれいに取るケア用品は取り扱っておりません。
どのくらいの面積に張り付いているのか分かりかねますが、
エナメル用のラックスプレーを使用することで
紙がスプレーの液体を含み紙がバッグからはがれやすくなると思います。
和紙の張り付いている部分に直接拭きかけ乾く前にそっと紙をはがしてください。
エナメルの専用スプレーですので皮革を
傷めるなどということはありません。
間違っても、無理に紙を剥がすことは避けてくださいね
【今回のお手入れで使用したアイテムはこちら】

ウォーターストップチューブ
靴のお手入れの救世主。他にあまり見ないフッ素配合の浸透系万能防水クリーム。色の種類は、無色・ブラック・ダークブラウン・ブラウン・ライトブラウン・ワイン・ホワイト・ブルー・レッド。先がスポンジになっているので手が汚れずに汚れ落とし/艶出し/保革/防水のケアが可能。仕上げ磨きをすると本当にいいツヤが出て靴のお手入れが楽しくなります。
ウォーターストップチューブ

コロニル ラックスプレー 200ml
エナメル革(パテント素材)やガラス加工の革専用の保護スプレー。一般的な防水スプレーが使えない上に、何もしないと黄ばみやべたつきというトラブルが耐えないエナメルを 良い状態に保つ必需品です。エナメル樹脂を保護、ツヤを保ち、栄養分でしっとりさせることでひび割れを防止します。同時にエナメル樹脂が保護されることにより、保管中のべたつきや紫外線などによる黄ばみを予防します。
コロニル ラックスプレー 200ml
このページでご案内した内容で是非少しでも早くケアしてあげて下さい。
また、素材が特殊な場合や、どのケアグッズを使ったらいいのか
判断が難しい場合などはご遠慮なくお問い合わせください。