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革ケア

2016/05/31

なぜ必要?革の防水について考えるコラム

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梅雨時期はもちろん秋も意外に雨が多い日本。
そんな雨の多い日本では革製品に欠かせない防水ケア。
今一度防水についておさらいしてみたいと思います。

 

ステップ1『防水ケアはなぜ必要か?』
防水

例えば、スーツや傘にあなたは防水スプレーを日常的にお使いになりますか?


確かにかけておけば、びしょ濡れが防げて「やらないよりもやったほうがいい」に決まっています。
まあ、やらなくても困らない。そんな感じでしょうか?


でも、革の靴やバッグの場合には、「防水ケア」の意味合いが違ってきます。


あなた自身が快適に過ごせるかどうか・・に加えて
革が傷まないかどうか・・という大切な視点が加わるのです。


部分的に水を吸って膨張し、水ぶくれのようになったり
シュンとしみこんで、色濃く変色してしまったり
びしょ濡れになって、革の形自体が変形したり・・・。


水に弱い革素材は、見るも無残なトラブルに見舞われることがあります。
そうなるとなかなか元の姿には戻れないのです。


ですから・・
特に大切な革アイテムの場合には、「防水ケア」は必須だといえます。


そして何より
縁があって出合った靴やバッグへの
「気遣い」ができるということに
大人の品格が感じられて素敵ですね。

 

ステップ2 防水を4つのタイプに分けると・・
防水

水が苦手な革のために、防水(撥水)をと考えた時に、主な対処法は4つ。

1.表面を樹脂コーティングすることで水に強くする
(エナメル・パテントコーティングなど)


2.表面になんらかの加工を加えて、水やシミを防ぐ
(薬剤によるシュリンク加工・ろう仕上げ・オイル加工)


3.革に油分を含ませて、水をはじく
(蜜蝋・ワセリンやミンクオイル、靴墨など油性のケアグッズ)


4.防水スプレーでのお手入れ
ナチュラルな革を選んだ場合には、自分で何らかの防水ケアを施します。


3のように油分で膜を張って、水を弾くというお手入れが長く一般的でした。
そのせいか、革=ミンクオイルを塗っておけばOK。靴=靴墨をしっかり。
という風に今でもお考えの方も多いですね。(お店の方も・・)


ですが、ハッピーバリューコム流は、あくまで
革の呼吸や通気性を妨げない「革に優しい」防水ケア。

 
では、具体的にどうすればいいのでしょう?

 

ステップ3 革に優しい防水ケアとは?
防水

そもそもお手入れするのは、革を水から守り、雨の浸水も防ぎ良い状態を保つためのはず。


それなのに、表面に油膜やシリコンの膜を張って、
革の呼吸を妨げてしまうというのは、本末転倒だと思うのです。


それによって、靴の中は蒸れやすく
革も、もとの自然な活き活きした感じが徐々に損なわれていきます。


そこで、ドイツのコロニルブランドでは、フッ素系の防水スプレーや
クリーム、ジェルを次々に開発し世界的な支持を得てきました。


『できるだけ新しい段階で
表面にほこりや排気ガスなど余計なものが付着してしまう前に
フッ素系の防水アイテムを深く浸透させておく』

このことが、革を水に強くし、同時に汚れも付着しづらくしてくれます。


その結果あまり汚れないので、
どうしても革にダメージを与える強いクリーナーも必要がなくなるというわけで、
それでこそ革との良好な関係が築けるというもの。


革の魅力を引き出しつつ、
良いコンディションを保つお手入れこそが

「革に優しいお手入れ」だと、私たちは信じています。

 

ステップ4 防水ケアのタイミング
革 防水

新しい革製品にできるだけ早く防水スプレーをしてあげたとして・・
その後は、もう防水スプレーの必要は無いの?

もし補うとしたらどれくらいの頻度がいいの?

良くそんなご質問をいただきます。


基本は月に1回の補充と考えてください。
ただ、次の2つのポイントも考慮してあげる必要があります。


1.その革製品を使用する頻度

毎日持ち歩くバッグなどは、それだけ外気に触れたりや摩擦の機会も多いので
防水成分が抜けやすくなります。
週に3回くらい履くような靴も、半月に一度を目処に補ってあげたいですね。


逆にお出かけ用の靴やバッグ、保管中のものはわざわざ月に一度補充する必要はありません。
例えばワンシーズンに一度、ご機嫌うかがいに風をとおしてあげつつ、
そのタイミングで防水成分も補って「湿気除け」をしてあげましょう。


2.雨などの水に濡れた。または汚れをクリーニングした

この場合には、水分や汚れと一緒に栄養分・防水成分も薄れてしまったと考えてください。
汚れや水分を落とした後に、必ず防水成分を補ってあげます。


革にあった防水スプレーや防水効果のあるクリーム・ジェルをうまく活用して
ご自分に合う方法で、あまり難しく考えずにメンテナンスしてあげたいですね。

 

番外編 防水スプレーが使えない革は・・

ここまでとにかく「防水・保護を!」というお話をしてきましたが、最後は例外のお話。


通常の革用の防水スプレーの必要が無い場合によっては、
そのスプレーがトラブルを招く革があるんです。


◆まずは、「爬虫類革」
特に、コーティングがあまりしっかりされていない、色の淡いものは
防水スプレーの中の成分と反応して、黄ばみを起こすことがあります。


対策:爬虫類革専用の保護アイテムでお手入れします。
爬虫類革のお手入れページへ


◆続いて、「エナメル革」
牛革などのエナメル樹脂でコーティングしてありますので、水には強い素材です。
防水スプレーで、部分的に変色したり、せっかくの光沢が失われることが多いのでご法度。


対策:エナメル樹脂を保護・保湿し、光沢を持続する専用グッズでお手入れ
エナメルのお手入れページへ


◆変わった仕上げの革
革を加工する段階で、主に「水に強くするため」にさまざまな工夫がなされます。

例えば、オイルを含ませる「オイルドレザー」 ろうを塗る「ブライドレザー」 など。

この場合には、防水スプレーをしても、オイルや「ろう」にはじかれて革に浸透しません。
1年ほどして、成分が抜けた段階で、お手入れを始めます。

 

これ以外の場合には、迷わず防水保護をどうぞ。

 

関連記事:「防水スプレー3タイプの比較」

関連記事:「革ケア専門店が選ぶケース別最適防水アイテム」

 

まずは貴方にもトライしていただくために・・

シューケア・バッグケア それぞれについて
お手入れ情報付きのトライアルセットを作ってみました。

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どちらも、私たちが5年間で結集した情報をわかりやすく凝縮した情報を
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私たちの利益は無しで価格を設定しています。

バッグお手入れトライアルセット

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さあ、どちらになさいますか?

 

このページでご案内した内容で是非少しでも早くケアしてあげて下さい。


また、素材が特殊な場合や、どのケアグッズを使ったらいいのか

判断が難しい場合などはご遠慮なくお問い合わせください。

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