お手入れスタイル > お手入れレシピTOP > 「ヌバック+革のコンビ素材の靴」お手入れレポート byお手入れビギナー西村

2016/08/23

「ヌバック+革のコンビ素材の靴」お手入れレポート byお手入れビギナー西村

お手入れレシピTOP

皆さん こんにちは!
お手入れビギナーの西村と申します!
靴 お手入れ

私西村は、このサイト「お手入れレシピ」のWEBページの作成のお手伝いや
革のお手入れ用品のオンラインショップ「ハッピーバリューコム」の
ページ作成のお手伝いをしているスタッフの一人です!
手がふわふわで評判の者ですが、非常に蚊に喰われやすいです!

よほど美味しい血であるみたいで、野外で靴のお手入れしていると、
蚊のドリンクバー状態で、あっちもこっちも刺される事で評判です!
そんな私にギブミーインセクト



さて、このコーナーは、
靴のお手入れに関してはビギナーな私が、
靴のお手入れ歴16年の大ベテラン
ハッピーバリューコム」の店長"よしみき"さんに
ケア方法を教わりながら
私物の靴のお手入れをしていくというコーナーでございます。

 

今回はなんとブログリスナーの、「O沢様」から
「ぜひお手入れしてほしい」との事で靴をお貸しいただきました!

読者の方の靴のお手入れも承りますので、
ご希望の方は、お問い合わせフォームまでご連絡お待ちしております!

 

本日のお題はこちら!

靴 お手入れ
 

O沢様が6年間履いたというハッシュパピーの革靴です。
長年履いただけあって、多少の汚れはありますが、
特にひどい汚れなどは無く、全体的には良い状態だと思います!

靴 お手入れ靴 お手入れ靴 お手入れ

さて、この靴の最大の特徴ですが、
それは、「2種類の革を組み合わせた『コンビ素材』の靴である」という事です。

靴 お手入れ

お手入れするにあたり、よしみき店長に相談したところ、
店長よしだ
「甲の部分はヌバックですね!起毛革なのでスエードと同じ方法でお手入れできます。
甲の部分はスエードのお手入れ方法で、
それ以外の部分はスタンダードな革のお手入れ方法でケアしましょう!」

との事でした。

「ヌバック」とは、皮革の表側をサンドペーパーなどで起毛処理した革の事です。
スエード、ヌバック、ベロアなどは、同じ起毛革の仲間なので同じ方法でケアできます。

つまり、このような複数の革を組み合わせた靴は、
それぞれの素材の部分を、適した方法でケアすればいいのです!

甲の部分(ヌバッグ)▶︎ スエードのお手入れ方法
それ以外の部分 ▶︎ 革靴のお手入れ方法

でそれぞれお手入れしていきます。

過去のお手入れレポートでどちらも経験済みなので
おさらいする気持ちでレッツお手入れしていきましょう!

 

1.ブラシをかけて全体の汚れを落とす

馬毛ブラシ
まずは、馬毛のブラシでブラッシングして
大まかなホコリや汚れを落としていきます。
革靴でもスエードの靴でもこれは共通ですので、
素材にこだわらず全体をブラッシングします。

靴 お手入れ
靴ひもの間もキレイにしたいので、ひもを取ってしまいましょう。 

 

2.ヌバック部分を生ゴムブラシでブラッシングする

生ゴムブラシ

さて、続いては甲のヌバック部分のお手入れです。
まずは「生ゴムブラシ」でブラッシングしていきます。
起毛革用の独特なお手入れ道具ですよね!


靴 お手入れ
根気よく、いろんな方向から何度も何度もブラッシングしてゆきます。


靴 お手入れ
まだまだまだまだブラッシングしていきます。
生ゴムブラッシングの基本は、「四方八方行き返り」
いろんな方向からブラシをかける事で、
起毛革の奥まで入り込んだ汚れをこそげとっていきます。

靴 お手入れ
左側はブラッシング前で、右側がブラッシング後のものです。
ほこりっぽさが抜けて、元の革の茶色が戻ってきた気がします!


生ゴムブラシ

さて、生ゴムブラシは靴をお手入れしていくと当然汚れてきます。
「水で洗っていいの?捨てるしかないの?」
という疑問が生まれてきますが、簡単に解決する方法があるのです!

生ゴムブラシ
ハサミを用意して・・・

生ゴムブラシ
なんと、先っぽの汚れたゴム部分を切ってしまうのです!
ジョキンとね!

生ゴムブラシ
ほら!多少短くなりましたがこんなにキレイになりました!
ブラシの汚れが気になったら試してみてください!

3.ヌバック部分のしつこい汚れを取る

ドレスインプレグニーラー
さて、続いては、ヌバック部分のしつこい汚れを取ります。
使うのは、コロニルの「ドレスインプレグニーラー」です。
スエードやベロアなどの起毛革専用の汚れ落としスプレーです。
汚れを落とすと同時に革に栄養を与える効果もあります。


靴 お手入れ

汚れが気になるヌバックの箇所に重点的にスプレーしてあげます。
(※必ず屋外や換気のよい場所でスプレーしましょう!)

 

靴 お手入れ
スプレーが乾かないうちに、汚れが気になる所を
またまた生ゴムブラシでブラッシングしていきます。


靴 お手入れ
うおおお!必殺!四方八方行き返り!!
(※力は入れすぎないようにいろんな方向にブラッシングしましょう)

靴 お手入れ
ぜーはー 見てください!
さっきキレイにした生ゴムブラシにこんなに汚れが!
靴の汚れが取れている証拠ですね!

4.ヌバック部分以外の汚れを落とす

レザーソープ

さて続いては、ヌバック部分以外の革の汚れを落として行きます。
使うのはこちら、コロニルの「レザーソープ」というケア用品
読んで字の通り革のための石鹸で、革の汚れを落としてくれます。
汚れを落としつつ、栄養補給もできるという優れものです。

靴 お手入れ
ケアクロスか布に吹きかけて・・・

靴 お手入れ
このように全体を拭いていきます。
ソール部分は拭いても大丈夫ですが、
先ほどお手入れしたヌバック部分は避けるようにします!

靴 お手入れ
左側がレザーソープで拭く前で、右側が拭いた後です。
つま先の手前の革の部分なんて、ずいぶんキレイになりましたね!

5.栄養補給・防水処理をする

ウォーターストップチューブ
さて、続いては、ヌバック以外の革部分の防水処理とツヤ出しを行います。
使うのは、コロニルの「ウォーターストップチューブ」です。
これ一本で汚れ落とし、艶出し、保革、防水ができるという万能クリームです。

靴 お手入れ

こんな風に先端がスポンジになっていて、
チューブを押すと、クリームが先っぽからニュッとこんにちはします。

靴 お手入れ
クリームを靴に乗せて、スポンジでまんべんなく塗り広げていきます。

 靴 お手入れ
ケアクロスを使って、磨いてあげるとツヤが出てきます。

6.靴ひもを洗う

靴 お手入れ
先ほど外していた靴ひもですが、素材が革ではないですので
水と洗剤でじゃぶじゃぶと洗う事にします!

靴 お手入れ
使うのはP&Gの「アリエール スピードプラス」です。
スピードコースでも真っ白!なんとすすぎ1回でもOKという優れものです!
(※残念ながらハッピーバリューコムではお取り扱いがございません。)
しかし洗面所で手洗いするので、特に洗剤にはこだわらなくてもよいでしょう。



靴 お手入れ
洗面所にお湯を貯めて、洗剤をつけてじゃぶじゃぶと洗います。
もし、色落ちが心配な場合は水のみで洗うとよいです。
終わったら干しておきます。

靴 お手入れ
干せたら靴に、靴ひもをかけてあげます。

 

7.防水スプレーをかける

靴 お手入れ
それでは仕上げに防水スプレーをかけていきます!
水に強くなるだけでなく、汚れにも強くなります!
使うのはフッ素系の、とても質の良い防水スプレー
コロニルの「ナノプロスプレー」です。

靴 お手入れ
靴の側面は、ウォーターストップチューブで防水処理しましたが、
甲のヌバック部分は防水処理していないので、
しっかりとかけてあげる事にします。
(※吸い込むと有害なので必ず屋外でスプレーしましょう!)

靴 お手入れ
防水スプレーが乾くのを待ちます。

靴 お手入れ
最後に、生ゴムブラシの側面についている
細いナイロン毛の部分で、甲のヌバック部分の毛並みを整えてあげます。
こんな風に毛の流れに沿って、さわ〜〜っとね。

 

ぬいぐるみをブラッシングするようにさわ〜〜として行って・・・完成です!

靴 お手入れ


靴 お手入れ靴 お手入れ 
靴 お手入れ靴 お手入れ

靴 お手入れ靴 お手入れ
靴 お手入れ靴 お手入れ

いかがでしたか?
全体を一気にケアする事はできない、コンビ素材の靴ですが、
それぞれの革の部分を、それぞれの特性に合わせた方法でケアしていけばいいんですね!

まとめると、

まず全体を馬毛ブラッシング

ヌバック部分
1、生ゴムブラッシング
2、ドレスインプレグニーラーで汚れを落とす・栄養補給
3、また生ゴムブラッシング

革の部分
1、レザーソープで汚れを落とす
2、ウォーターストップチューブで栄養補給・防水処理
3、ケアクロスで拭く

最後に、ナノプレスプレーで防水する。
という手順でした!

靴をお貸しいただいたO沢さんありがとうございました!
「私の靴もお手入れしてほしい」なんて要望もお待ちしてますよ!
それではまた次回のお手入れレポートでお会いしましょう〜

「お手入れレポート byお手入れビギナー西村」 の記事一覧はこちらから

 

【今回のお手入れで使用したアイテムはこちら】

ルボウ馬毛ブラシ

【Le Beau 馬毛ブラシ(ブラウン)】

この馬毛ブラシの特徴は何と言っても、毛の柔らかさにあります。これならば、爬虫類やエナメル、デリケートなスエードなどのブラッシングも安心ですしバッグや衣類のブラッシングにも使えそうな質感です。また、毛を固定する一つの穴(木台)にできるだけ多く毛を密集させることで、抜けづらく工夫してあります。

【Le Beau 馬毛ブラシ(ブラウン)】

 

ペダック クレープブラシ(スエードブラシ)

ペダック クレープブラシ(スエードブラシ)

その名のとおりスエードやヌバック用のお手入れブラシ。天然生ゴムのブラシと、サイドのナイロンブラシがコンビになっています。生ゴムブラシで汚れを落とし、ナイロンブラシで毛並みを整えられます。歯ブラシタイプなので、靴やバッグなどの細かい部分もお手入れしやすいのが○。大ぶりなバッグやブーツ、ウェアの場合には生ゴムの範囲が広いサフィールクレープブラシがおすすめ。

ペダック クレープブラシ(スエードブラシ)

 

【 ドレスインプレグニーラー】 コロニル

【 ドレスインプレグニーラー】 コロニル

起毛製品(衣服・ハンドバッグ)用クリーナー。
起毛革を湿気から保護、汚れを分解してくれるスプレーで、革に浸透し汚れを分解、同時に栄養を与えてくれます。
新品のスエード製品の衣服・ハンドバッグの使用前に、まず本品をまんべんなく吹き付けてください。
これにより後に汚れが付着した場合でも、本品で簡単に落とす事が可能になります。

サイズ:200ml入り 直径約4.5cm、高さ約22cm

使用対象素材

スエードやヌバック、ベロアなど起毛革、デリケートなラム革などのスムースレザーにも。

主な使用目的

クリーニング・栄養補給・新しい起毛革の防水、静電気予防も

使えない素材

バイソン・クロコなどの爬虫類革、エナメル・ガラス仕上げ 

 

 

コロニルレザーソープ

コロニル【レザーソープ】

高級な天然のワックスで革に栄養を与え、柔らかくしなやかに。きめ細かい泡状のフォームスプレーで、スムースレザー・デリケートレザー・合成皮革をクリーニングして保護すると同時に革に栄養を与えます。また、色の鮮明さを復活させる効果もあります。サイズ:200ml入り。直径約4.5cm、高さ約22cm。使用素材・対象:表革(銀面)用(靴・ハンドバック・皮革小物類)

【お手入れ方法】

布でホコリを落とした後、容器をよく振ってから、柔らかい布に泡を散布(約2秒)し、塗布面に控えめに、均一に塗ってください。完全に革が乾いてから綺麗な柔らかい布で仕上げ拭きをしてください。

コロニル【レザーソープ】サドルソープをムース状にした革クリーナー 

 

 

ウォーターストップチューブ

ウォーターストップチューブ

靴のお手入れの救世主。他にあまり見ないフッ素配合の浸透系万能防水クリーム。色の種類は、無色・ブラック・ダークブラウン・ブラウン・ライトブラウン・ワイン・ホワイト・ブルー・レッド。先がスポンジになっているので手が汚れずに汚れ落とし/艶出し/保革/防水のケアが可能。仕上げ磨きをすると本当にいいツヤが出て靴のお手入れが楽しくなります。

ウォーターストップチューブ

 

 

ケアクロス

ケアクロス

革靴のお手入れに必須のお手入れ用クロス
表面の毛が短かめなので、お手入れにお使いいただく場合にも、毛が付着しにくいです。
サイズ30cm×18cm
端はかわいくギザギザにパイピングカットしてあります。
コロニルのケアクロスは34cm×34cmなので、すこーし小ぶりですがその分お安くしました。
洗うことはできませんが、両面思う存分お使い下さい。

ケアクロス

 

ナノプロスプレー

ナノプロスプレー

ナノ粒子化されたフッ化炭素樹脂の成分が素材内部に浸透し、汚れを付きにくくし、防水性を持続させます。最近買ったアイテムの汚れ防止に、来る梅雨対策に1本は今すぐカゴに入れていただくことをおすすめします。

ナノプロスプレー

 

このページでご案内した内容で是非少しでも早くケアしてあげて下さい。


「私の靴も西村にお手入れしてほしい!」
「こんな靴はどうお手入れすればいいの?」
など、読者の方の質問にもお答えするブログ記事も書きたいと思っています!
ご質問ご要望は下記のお問い合わせフォームよりどうぞ。

お問い合わせフォーム

お問い合わせフォームへ

 

関連記事