2016/10/19
「ワークブーツ(レッドウィング)のクリーニング」お手入れレポート byお手入れビギナー西村|お手入れスタイル

皆さん はいさーい!
お手入れビギナーの西村と申します!
私西村は、このサイト「お手入れレシピ」や
革のお手入れ用品のオンラインショップ「ハッピーバリューコム」の
ページ作成のお手伝いをしているWEBスタッフの一人です!
もうすでに沖縄旅行から帰ってきていますが、
心と魂(まぶやー)は、すっかり沖縄のとりこであると評判の者です!
これはもはや、お手入れビギナー改め「お手入れびぎなぁ〜」と呼んでも過言ではないでしょう!
さて、このコーナーは、
靴のお手入れに関してはビギナーな私西村が、
靴のお手入れ歴16年の大ベテラン
「ハッピーバリューコム」の店長"よしだ"さんに
ケア方法を教わりながら靴のお手入れをしていくというコーナーでございます。
さて、預かり物のお手入れが続いていたこのコーナーですが、
久しぶりに私物の靴をお手入れしてみましょう。
本日のお題はこちら!
REDWING875のブーツ
通称アイリッシュセッターです。
「忙しいので、早速必要なケアグッズを購入したい」という貴方はこちらへ今すぐ
アメリカのブーツメーカー「レッドウィング社」の代表的なモデルです。
革が経年変化によって犬種の「アイリッシュセッター」の
毛色を思わせる色に変化することから、そう呼ばれるようになったそうです。
めんこいめんこい!
ソールが交換可能だったり、
インソールとアウトソールの間に詰められたコルクが、履くごとに足裏と同じ形に潰れ、
「履き込むほどに自分の足に馴染んでくる」事でも有名ですね。
形のかっこよさに加え、そんな逸話にも惚れて、4年ぐらい前に一生物のつもりで買いました。
一生物で買ったわりにはお手入れはあまりしていませんでした。
数年前に一度、ミンクオイルを塗って防水スプレーをかけたぐらいです。
全体的にくたっとしているのと、つま先の汚れが気になりますね。
例のごとく、よしだ店長に相談してみましょう。
「登山などハードなアウトドア環境でブーツをはくのでなければ
ミンクオイルまでのしっかりした油分は必要ありません。
表面の汚れを落としてから質の良いオイルを補ってあげましょう〜」
との事でした。
なるほど〜
街歩きのためのブーツに、余分な油分を与え過ぎると
かえってほこりや砂が表面に付着しやすくなってしまうそうです。
それではレッツお手入れしていきましょう!
1.ブラシをかけて全体の汚れを落とす
千里の道もブラッシングから。
ほぼどんな靴でも最初のお手入れは共通ですね。
まずは、馬毛のブラシでブラッシングして
大まかなホコリや汚れを落としていきます。
甲革とソールの間のへっこんでいる所も、汚れが溜まりやすいので
念入りにブラッシングしてあげます。
例のごとく靴ひもを取ってしまいましょう。
靴ひもって、またつける時に前と同じ編み方にならなくて
「あれ?前はどうやってつけてったっけ?」ってなる時ありますよね?
こんな風に写真に撮っておくと迷わずに済みますよ!
2.気になる部分の汚れを落とす
部分的に黒ずんでいるところがありますので、
革用の消しゴム「ソフトガミ」でこすってみます。
汚れが薄くなりました!しかし革の色も若干薄くなった気がします。
後で全体的な汚れも落とすので、
あまりゴシゴシせずソフトガミは軽めでやめておくことにします。
3.全体的な汚れを落とす
続いて全体的な汚れを落とします。
使うのは「サフィールレノマットリムーバー」です。
革に付着した汚れやカビなどを取り除く強力なローション状クリーナーです。
スムース革でも、オイルドレザーでもどちらでも使えます。
クリームが分離しているのでよく振ってから使います。
ケアクロスに染み込ませて・・・
全体を拭いていきます。
ケアクロスが真っ黒です!結構汚れが取れましたね!
レノマットリムーバーが乾くまで15分ほど待ちます。
4.油分を補う(栄養補給&防水のため)
先ほど汚れ落としに使った「サフィールレノマットリムーバー」は
クリーニング力が強いですが、その分、革の油分も同時に取ってしまいます。
そのため油分を補ってあげる必要があります。
使うのは「スポーツ&レジャーローション」です。
油分を補う事により防水にもなります。
今回は「ミディアムブラウン」のローションを使うので、
色あせしてしまった部分の色を補うこともできます。
(現在この商品は廃盤ですので、後継品の
「サフィール オイルレザーローション」をオススメいたします)
またまたよく振ってからケアクロスに染み込ませて・・・
全体を拭いてあげます。
色の鮮やかさも取り戻した気がします!
最後に、キレイなケアクロスでからぶきしてツヤを出します。
いつもなら防水スプレーをかけるところですが、
「オイルレザーローション」に防水効果があるので、
さらに防水スプレーをかける必要はありません。
5.内側の汚れを落とす
靴の内側を覗いてみたら結構汚れてました。
足が触れるのは内側なので当然といえば当然ですね!
しかし外側ならまだしも、靴の内側のケア用品となると・・・何を使えばいいのやら迷ってしまいます。
よしだ店長に相談したところ、
「クリーム系のクリーナーだと滑りやすくなるのでレザーソープを使いましょう!」との事。
使うのはこちら、コロニルの「レザーソープ」というケア用品
読んで字の通り革のための石鹸で、革の汚れを落としてくれます。
革靴やブーツやバッグの内側にも使えます。
こんな風に泡で出てきますのでケアクロスに染み込ませて・・・
内側を拭いてあげます。
6.除菌・消臭する
ブーツは蒸れたりして、普通の靴よりも匂いがこもりがちですよね!
ぜひとも、私が4年間履いたブーツの臭いを皆様にお届けしたいくらいです!
そんな時は除菌消臭スプレーの「森から・・」を使います。
天然植物エキス120種類だけで作られているので人にも革にも安心して使えます。
こんな風にシュッシュとブーツの内側に吹きかけて、乾くのを待ちます。
驚くほど匂いが消えて爽やかになりますよ!
「森から・・」が乾くのを待って・・・完成です!
いかがでしたか?
全体的な色のくすみも取れて色鮮やかになりました!
つま先の汚れもずいぶんキレイになりましたね!
まとめると、
大まかなホコリを落とす ▶︎ 馬毛ブラシ
気になる部分の汚れを落とす ▶︎ ソフトガミ
全体の汚れを落とす ▶︎ レノマットリムーバー
油分を補給する ▶︎ オイルレザーローション
内側の汚れを落とす ▶︎ レザーソープ
除菌・消臭する ▶︎ 森から・・
という順番でした。
今回は、「汚れが溜まっている場合」のお手入れ方法をご紹介しました!
あとは日頃、履いた後にブラッシングを欠かさなければ、
5回ほど履くたびにオイルレザーローションで栄養補給すればいいようです。
日頃のお手入れをきちんとしていれば汚れにくくなりますね!
一生物のつもりで買ったブーツ。
キレイな状態を維持できるよう日頃のお手入れ頑張りますよ〜
ワークブーツやカントリーブーツのお手入れにはこちらのセットをどうぞお使いください
【カントリーブーツ メンテナンスセット】ワークブーツ・スニーカーなどにも
「私の靴もお手入れしてほしい」なんて要望もお待ちしてますよ!
それではまた次回のお手入れレポートでお会いしましょう〜
あんしぇ〜またや〜さい〜
「お手入れレポート byお手入れビギナー西村」 の記事一覧はこちらから
関連記事:レッドウィングの875ブーツ「アイリッシュセッター」に合うブーツキーパー
【今回のお手入れで使用したアイテムはこちら】

【Le Beau 馬毛ブラシ(ブラウン)】
この馬毛ブラシの特徴は何と言っても、毛の柔らかさにあります。これならば、爬虫類やエナメル、デリケートなスエードなどのブラッシングも安心ですしバッグや衣類のブラッシングにも使えそうな質感です。また、毛を固定する一つの穴(木台)にできるだけ多く毛を密集させることで、抜けづらく工夫してあります。
【Le Beau 馬毛ブラシ(ブラウン)】

SOFT GUM ソフトガミ
部分汚れをこすって落とすゴム状ケアアイテム。 優しくこすると角の黒ずみや持ち手の手垢、ついたばかりの汚れが面白いほど取れます。 ヌメ革などのデリケート革でも安心の革ケア必需品。
製造 ドイツ ザルゼンブロッド社 Made in Germany 商品名 コロニル ソフトガミ
SOFT GUM ソフトガミ

ケアクロス
革靴のお手入れに必須のお手入れ用クロス
表面の毛が短かめなので、お手入れにお使いいただく場合にも、毛が付着しにくいです。
サイズ30cm×18cm
端はかわいくギザギザにパイピングカットしてあります。
コロニルのケアクロスは34cm×34cmなので、すこーし小ぶりですがその分お安くしました。
洗うことはできませんが、両面思う存分お使い下さい。
ケアクロス

サフィールレノマットリムーバー
私たちがいろいろな汚れを落とすために試してみた中で、革への負担が少なく、汚れをしっかり落としてくれるアイテムとしてご紹介できるローションです。化粧水のようなガラス瓶に入った、お洒落なケアグッズなのですが・・難点がひとつ。 臭いがきついんです。油性のマジックインキのような臭いが漂うので必ず通気しながらお手入れしてくださるなら・・・。なかなかの効果が期待できます。 瓶をよく振って、布にローション状のクリーナーを馴染ませ シミの部分をしっかり拭いて下さい。(まずは目立たない部分で色落ちなどチェック)
サフィールレノマットリムーバー

サフィールオイルレザーローション
カジュアルシューズやウォーキングシューズなどに使用されるオイルドレザー、オイルヌバックへの使用に最適です。
油分補給により柔軟性が保たれ、乾燥やひび割れから皮革表面を保護され、油分が浸透した状態を保つことで防水効果が発揮されます。
サラッとした伸びのよいオイルレザーローションならば、ムラなく靴全体に塗布することができ、塗布後にベタつくこともありません。
サフィールオイルレザーローション

コロニル【レザーソープ】
高級な天然のワックスで革に栄養を与え、柔らかくしなやかに。きめ細かい泡状のフォームスプレーで、スムースレザー・デリケートレザー・合成皮革をクリーニングして保護すると同時に革に栄養を与えます。また、色の鮮明さを復活させる効果もあります。サイズ:200ml入り。直径約4.5cm、高さ約22cm。使用素材・対象:表革(銀面)用(靴・ハンドバック・皮革小物類)
【お手入れ方法】
布でホコリを落とした後、容器をよく振ってから、柔らかい布に泡を散布(約2秒)し、塗布面に控えめに、均一に塗ってください。完全に革が乾いてから綺麗な柔らかい布で仕上げ拭きをしてください。
コロニル【レザーソープ】サドルソープをムース状にした革クリーナー

優しい天然除菌消臭スプレー【森から・・250ml】
・サイズ
250ml入り。直径約5cm×高さ約20cm
・注意点
【森から・・】は防腐剤を一切使っていません。開封後は、数ヶ月を目処に使い切って下さいね。
保管は日のあたらない冷暗所で御願いします。
なんと、日光が当たる場所に置きすぎると成分が光合成して(理科の時間みたいですが・・)
白い糸のようなものが中に浮くことがあります。
その場合も問題なくお使いいただけますが驚かれるといけませんので念のため。
優しい天然除菌消臭スプレー【森から・・250ml】
このページでご案内した内容で是非少しでも早くケアしてあげて下さい。
「私の靴も西村にお手入れしてほしい!」
「こんな靴はどうお手入れすればいいの?」
など、読者の方の質問にもお答えするブログ記事も書きたいと思っています!
ご質問ご要望は下記のお問い合わせフォームよりどうぞ。