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2016/10/29

革のお手入れ 基本の流れ 第1回「革靴のファーストケア」 byお手入れビギナー西村

お手入れレシピTOP

皆さん こんにちは!
お手入れビギナーの西村と申します!
靴 お手入れ

私西村は、このサイト「お手入れレシピ」や
革のお手入れ用品のオンラインショップ「ハッピーバリューコム」の
ページ作成のお手伝いをしているWEBスタッフの一人です!
沖縄旅行から帰ってきて体重が10キロも増えたと評判の者です!
これはきっと気圧の変化による一時的なむくみであるに違いありません!そう思う事にします。



さて、このコーナーは、
靴のお手入れに関してはビギナーな私西村が、
靴のお手入れ歴16年の大ベテラン
ハッピーバリューコム」の店長"よしだ"さんに
ケア方法を教わりながら靴のお手入れをしていくというコーナーでございます。

店長

さて、今回は少し趣向を変えて、
「革のお手入れ 基本の流れ」をご紹介したいと思います。


今までもいくつかお手入れレポートをしてきましたが、
それらの靴は全て、「普段お手入れをしていない、汚れきった靴」でした。
しかし「汚れが溜まった靴をたまにケアする」のは、理想のケア方法ではありません。


ハッピーバリュー流のお手入れ哲学を一言で表すなら、
「汚れる前にお手入れ」です。

つまり、汚れる前にケアする事によって「汚れや水に強い革にしてしまおう」という考え方です。

そのために必要なケアは以下の3つです。

ファーストケア ▶︎ 買ってきてからすぐにするお手入れ

デイリーケア ▶︎ 毎日、週に一度、月に一度など定期的に行うお手入れ

保管前ケア ▶︎ ブーツなど、着用シーズンが終わって収納する前にするケア

です。

 

第1回では「ファーストケア」を取り上げてみましょう。

 

本日のお題はこちら!

靴 お手入れ
 

ごく一般的なスムース革(表面がなめらかな革)の紳士革靴です。
以前のお手入れレポートできれいにクリーニングした靴ですので、
これを「買ってきたばかりの新品の靴」だと思って、ファーストケアをしていく事にします。

 

それではレッツお手入れしていきましょう!

 

1.軽くブラシをかける

馬毛ブラシ 靴 お手入れ
まずは靴の状態をみます。
新品でも、靴屋で展示されていた靴や、長い間眠っていた靴は、ほこりが付いている場合があります。
そんな時は、馬毛のブラシでブラッシングしてホコリを落としてあげます。
状態を見て、キレイであればブラッシングはしなくてもよいでしょう。

 

2.防水スプレーをかける

靴 お手入れ

ここからがファーストケアの真髄です。
新品の靴に防水スプレーをかけてあげます。
成分を革の繊維一本一本に浸透させることにより
「水や汚れに強い革」にすることができます。

ここでポイントとなるのが2点です。
・フッ素系の防水スプレーを使う
・飽和状態になるまでたっぷりかける


防水スプレーには「フッ素系」「シリコン系」がありますが、
「シリコン系」は表面に膜を貼って、通気性を奪ってしまうので革靴の防水には向きません。
「フッ素系」は繊維一本一本に付着するタイプなので、通気性を奪いません。
そのため、革靴や革製品には質の良いフッ素系の防水スプレーをオススメします。
そして、表面だけでなく繊維の奥の奥まで浸透させるためたっぷりかける必要があります。

当店でオススメする防水スプレーは

靴 お手入れ 防水スプレー
コロニル ウォーターストップスプレー

 

靴 お手入れ 防水スプレー
そのバージョンアップ品である
コロニル ナノプロスプレー です。

 今回はコロニル ナノプロスプレー を使いました。

靴 お手入れ 防水スプレー
吸い込むと有害ですので必ず屋外で行いましょう!
靴から30cmほど離してまんべんなくスプレーしてあげます。

 

靴 お手入れ

ここからがポイント!
全体が十分に濡れるまでたっぷりとかけてあげます!
高価な防水スプレーですが、最初のケアが肝心なのでケチってはいけません。

靴 お手入れ 防水スプレー
すると数秒後には、表面に水滴のようになっていたスプレー成分が革繊維に浸透していきます。

 靴 お手入れ 防水スプレー
そうしたらまた同じように全体にたっぷりとスプレーして、浸透するのを待ちます。

この手順を数回繰り返すと、
スプレー成分が浸透するのに時間がかかるようになります。
この状態を「飽和状態」と言います。
「もうこれ以上は食べられませ〜ん」というお腹いっぱい状態ですね。
飽和状態になるまで、何度もスプレーするのがファーストケアのコツです。

目安としては片足で50ml、両足合わせて100mlほどスプレーします。
このコロニル ナノプロスプレーは300ml入りなので、
実に、スプレー缶の3分の1も使う事になります。
ファーストケアでは贅沢にスプレーを革に吸わせてあげましょう

 

3.からぶきをする

靴 お手入れ からぶき

防水スプレーが乾いたら最後に清潔な「ケアクロス」でからぶきしてツヤを出します。
ストッキングは摩擦力が強く、細かいキズがたくさん付いてしまうので避けた方がよいです。
お手入れで汚れたクロスも避けた方がよいでしょう。
仕上げ磨き用のクロスを決めておくか、新品のを使うのがよいですね!

 

 

 

ツヤが出るまで磨いていって・・・完成です!

靴 お手入れ


いかがでしたか?
防水スプレーをあんなにたっぷりと使うのは驚きましたが、
これによって、革が汚れに強くなり、その後のお手入れがとても簡単になるそうです!
「革も人間のお肌もお手入れ方法は同じ」とはよく言いますが、まさにその通りですね!


まとめると、
1.軽くブラシをかける ▶︎ 馬毛ブラシ

2.飽和状態になるまで防水スプレーをかける ▶︎ コロニル ナノプロスプレー

3.からぶきする ▶︎ ケアクロス

という順番でした。 

 

ちなみに今の内容は、私の靴ケアの教科書でもある「靴想いのシューケアガイド」で、さらに詳しく説明されてありますのでどうぞ
靴 お手入れ

 

次回は、定期的にするお手入れ「デイリーケア」について取り上げたいと思います!

 

「私の靴もお手入れしてほしい」なんて要望もお待ちしてますよ!
それではまた次回のお手入れレポートでお会いしましょう〜

 

「お手入れレポート byお手入れビギナー西村」 の記事一覧はこちらから

 

関連記事:お手入れstyle -靴のお手入れ-

 

【今回のお手入れで使用したアイテムはこちら】

ルボウ馬毛ブラシ

【Le Beau 馬毛ブラシ(ブラウン)】

この馬毛ブラシの特徴は何と言っても、毛の柔らかさにあります。これならば、爬虫類やエナメル、デリケートなスエードなどのブラッシングも安心ですしバッグや衣類のブラッシングにも使えそうな質感です。また、毛を固定する一つの穴(木台)にできるだけ多く毛を密集させることで、抜けづらく工夫してあります。

【Le Beau 馬毛ブラシ(ブラウン)】

  

ナノプロスプレー

ナノプロスプレー

ナノ粒子化されたフッ化炭素樹脂の成分が素材内部に浸透し、汚れを付きにくくし、防水性を持続させます。最近買ったアイテムの汚れ防止に、来る梅雨対策に1本は今すぐカゴに入れていただくことをおすすめします。

ナノプロスプレー

 

ケアクロス

ケアクロス

革靴のお手入れに必須のお手入れ用クロス
表面の毛が短かめなので、お手入れにお使いいただく場合にも、毛が付着しにくいです。
サイズ30cm×18cm
端はかわいくギザギザにパイピングカットしてあります。
コロニルのケアクロスは34cm×34cmなので、すこーし小ぶりですがその分お安くしました。
洗うことはできませんが、両面思う存分お使い下さい。

ケアクロス

このページでご案内した内容で是非少しでも早くケアしてあげて下さい。


「私の靴も西村にお手入れしてほしい!」
「こんな靴はどうお手入れすればいいの?」
など、読者の方の質問にもお答えするブログ記事も書きたいと思っています!
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