2017/05/15
衣服・革製品・バッグの冬物保管タブー|お手入れスタイル

こんにちは〜 店長のよしだです〜
冬のアイテムを長く保管する場合にこれだけは避けたい!というタブーを10個ピックアップしてみます。
トラブル率が高い順にご案内しますので、早く「×」になってしまった場合には要注意!です。
では、早速始めましょう。
タブー1「革の衣類を折りたたむべからず」
革の折れジワって本当に取れにくいんです。
熱に弱い素材ですからあまりアイロンをかけるわけにもいかず、ケアグッズでも効果が期待できません。
少し厚みのあるハンガーに吊るして保管してあげて下さいね。
タブー2「クリーニングから戻った衣類をビニールカバーのまましまうべからず」
ビニールの透明な洋服カバーは家に持ち帰る際の汚れを防止するためのもの。
ビニールは湿気がこもりやすく裾やハンガーの差しこみ口からほこりも入りやすいので、不織布製の衣装カバーがおすすめです。
何着も入るユニットタイプの衣装カバーだと手間も軽減できます。
タブー3「革ものをくっつけて保管するべからず」
使おうと思ったら隣のバッグとくっついてて色移りしちゃった!と慌ててご相談いただくことも多いんです。
革同士が密着したまま長時間置いておくと、ひっついてしまう「スティッキートラブル」が発生します。
これは「不織布保管袋」に包んだり、隣とスペースを空けて保管すると予防できます。
タブー4「カシミヤやアンゴラなどの天然素材に防虫剤を忘れるべからず」
誰しも一度は経験する「虫食いトラブル」
高価なものに限って「目立つところ」に穴が・・。
冬物は素材的にも虫の好むものが多く、おまけに梅雨どきの虫がたくさん発生する時期を乗り越えなくてはなりません。
ゴキブリなども寄せ付けない天然素材の防虫剤「シダーブロック」や「シダーハンガー」がお役に立てます!
タブー5「冬物のバッグや小物をプラスチックケースで保管するべからず」
収納のお悩みTOPアイテムは毎年増えるバッグたち。
型崩れは心配だけどまたすぐ使うかも知れないし・・とプラスチックケースで保管する方が多いんです。
プラスチックは湿気がこもりやすく、見事に全部カビが生えたり、変色したり、バッグ同士が色うつりしたり・・といいことはありません。
不織布などの通気性の良い素材のケースで、ほこりや虫を除ける収納を心がけましょう。
この【バッグストッカー】なら、複数のバッグが収納できます。
おすすめポイント1
いろんなサイズのバッグを、一目でわかるように保管できます
おすすめポイント2
保管中湿気でべたつきやくっつきを起こしやすい革のバッグも通気性の良いメッシュ生地採用で安心
おすすめポイント3
お部屋のインテリアなどと揃えてクローゼットがすっきり
タブー6「ブーツやウェアをお手入れせずに保管するべからず」
暖かくなってきても冬物の靴などで出かけることもあるでしょう。
ということは、ブーツやコートで出かけて汗をかいてしまったことも多かったはず。
そのままの保管は黄ばみやカビの原因になりがちです。
だからといって、全部をクリーニングに出されることも無いでしょう。
特に気になるスエードアイテムとブーツだけでもさっとケアしてから保管しておくと安心です。
タブー7「紙に包んで箱に入れて・・厳重に保管し過ぎるべからず」
大事に思いすぎて・・それがトラブルを招く。
それほど悲しいことはありません。
買ったときに包まれていた薄い紙やネル地の専用袋に丁寧に入れて、しっかりした密閉性の高い箱に入れて保管してしまうと通気性を損ないカビも生えやすくなり、革にとっては実はありがた迷惑なのです。
革製品は通気性を意識して、密閉せずに収納しましょう。
タブー8「殺虫剤系の防虫剤をたくさん使用するべからず」
市販されている殺虫剤系のタンス用防虫剤の中には、無臭や天然素材使用をうたっているものの決して体に安全とはいえない成分が含まれたものがかなり多いとお考え下さい。
もちろんコストパフォーマンスも考えて、全部とは言いませんが、寝室や子供部屋、リビングに近いお部屋だけでも体に優しいものを選びたいですね。
長年かけて、殺虫剤の成分を体に溜めていくのはあまり気分のよいものではありませんし、アロマティックシダー製の天然防虫剤がオススメです。
タブー9「エナメルなど要注意アイテムを奥にしまいこむべからず」
先ほどの丁寧に保管してしまうタブーと関連しますが、特にカビなどが気になるアイテムはすぐに取り出せる場所に保管しましょう。
例えば・・べたつきトラブルの常習者、エナメル素材や過去にカビが生えたアイテムなど。
気になるアイテムは、2ヶ月に一度は取り出して、風にあてつつ問題ないかチェックしてあげるのが鉄則です。
タブー10「日の当たる状態で保管するべからず」
意外に多いのがカバーをかけずに金属製のパイプハンガーにかけて保管していたレザーウェアの部分変色。
多くは日焼けによるものなのです。
オープンな収納の場合にはかならず衣装カバーで日光とほこりを除けましょう。
それから、お風呂や玄関・キッチンなど、他よりも湿度が高くなりがちな場所に革アイテムを保管するのは危険です。
保管する場所を選ぶか除湿剤をしっかり活用したいですね。
いかがでしたか?
冬物保管のお役に立てたら嬉しいです。
より詳しい情報やおすすめアイテムはこちらのページでご紹介しております。
わかりづらい点やお気づきの点等ございましたら、ご遠慮なくお寄せ下さいませ〜。
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