用語集

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  • アイレット

    • 靴ひもとを通すための穴。ハトメとも言われる。6アイレットというと、6ペアの穴が開いている靴ということ。
  • アウトソール

    • 靴の部分の名称で、靴底部の床面に接する部分およびその材料のこと。本底または表底ともいう。革底のほかクレープソール、合成ゴム底、スポンジ・ソール、ウレタン・ソール、そのほかウッド、コルク、ジュートなどがある。
  • アスレジャー

    • 「アスレチック」と「レジャー」が結びついた造語。テニスやランニングタイプの運動用の靴をカジュアルシューズとして、レジャー用に履けるよう商品化されたもの。スニーカータイプのものを中心としたスポーツカジュアルシューズのこと。
  • アッパー

    • 靴の甲の部分の総称で、底部をのぞく上部のすべての意味。
  • アニリン仕上げ

    • アニリン染料で仕上げた革のこと。合成染料の一種であるアニリン染料で仕上げたもので、ぎん面の模様を効果的に浮き出させた透明仕上げした革のこと。主として高級なカーフ、キップなどの仕上げに使われることが多い。
  • ウイング・チップ 

    • アッパーの爪先部分のデザインの一つ。鳥の翼のような曲線を描き出したもの。穴飾り、ステッチ、あるいは切り返しで表現される。日本では、その形がおかめの面の髪の生え際の形に似ているので、「おかめ飾り」とも呼ばれている。
  • ウエスタン・ブーツ

    • アメリカ西部で開拓時代から履かれているブーツで、ナチュラルな感覚の皮革でつくられた深いルーズフィットのブーツ。「カウボーイ・ブーツ」も含まれる。
  •  裏革(lining leather)

    • 靴の甲革を補強したり、足触りを良くしたりする目的で、甲革の裏面につけられる革のこと。普通の場合、靴の先端部分にあたる先裏と後方にあたる腰裏に分かれている。山羊、馬革のほか豚革や合成皮革が多い。
  • エナメル・レザー (enameled leather)

    • クローム鞣しのカーフ、キッド、馬革などのぎん面に、ニスまたは樹脂を塗って光沢を出した革。パテントレザーともいう。
  • エルク(elk)

    • 本来は大鹿の革のこと。現在では牛のクロム鞣し革を肉厚にして、エルク状に似せて柔らかく揉んだものを「エルク」と呼んでいる。この場合でも正しくは「エルク仕上げの牛革」と呼ぶ。ぎん面の粗めのしぼが特徴。
  • オイルドレザー(oiled leather)

    • 仕上げの工程で馬油などの油を染み込ませた革のこと。強靭で撥水性が高いため、ワーク系の靴に用いられる。
  • オーストリッチ・レザー

    • 駝鳥(だちょう)の革のこと。表面は羽根を抜いた跡が、丸く盛りあがって面白い模様を形づくっている。丈夫な革なので、高級袋物やベルトなどに使われる。
  • オープン・トゥ(open toe)

    • 爪先の開いた靴のスタイルのこと。

  • ガース(girth)

    • 足の甲部の回りとその寸法をいい、ボール・ガース(親指と小指の付け根を一周する)、インステップ・ガース(土踏まずの上にある楔骨を一周する)、ウエスト・ガース(その中間の足甲部で最もくびれた部分を一周する)がある。
  • カーフスキン(calfskin)

    • 仔牛の革のこと。生後6ヶ月以内のもので原皮の重さによって2つに区分され、9.5ポンド以下のものをライトカーフ、9.5~15ポンドのものをヘビーカーフと呼ぶ。牛革の中では判が小さく薄手でキメ細かく最も上質のものとされている。乳牛用種(ヘルフォード)などの牡(おす)が大部分である。
  • カウンター(counter)

    • 足のかかと部分を保護し、靴のこの部分の形を美しく保つ目的で、表革と裏革の間に挿入する半円形の芯のこと。主に使われる材料は、天然皮革では、ぎん付きのヌメ革を用いた一枚ものと、床革を何枚か貼り合わせたものとがある。合成品ではレザーボードとパルプボードとがあり、ともに事前に成型して使うので、一括して「モールドカウンター」と呼んでいる。また合成品では、さらに進んだサーモプラスチック・カウンターと呼ばれる熱可塑性のものも開発され、広く使われている。「月型」ともいう。
  • 型押し革(embossing leathier)

    • 革の表面を機械で加圧し、模様を付けた革の総称。爬虫類、牛、山羊など、様々な革の模様が細工される。エンボッシング・レザーのこと。
  • ガラス張り革(corrected grain leather)

    • 成牛皮をクロム鞣しして、ガラスまたはホーロー鉄板に張り付けて乾燥した革のこと。鞣し、染色、加脂工程を終えた革を乾燥する際、ガラス板またはホーロー引き鉄板の上に張って乾かすのを「ガラス張り乾燥」といい、この乾燥後、革の表面をサンドペーパーでこすって(バフがけ)その上に顔料と合成樹脂を塗って仕上げた革を「ガラス張り革」と呼ぶ。光沢があって、丈夫なところから靴、カバン、袋物など用途は広い。皮の表面のキズがかくれ、革の隅々まで使える良さがあるが、革としての味がやや落ちる。
  • 皮・革(skin hide・leather)

    • 動物からはいだ、鞣(なめ)す前の状態は、「皮」、鞣すと「革」になる。英語では、一般語としては、「skin」が「皮」にあたるが、専門語としては25ポンド以下の小さい動物の皮を「skin」と言い、それより大きな皮は「hide ハイド」と言う。革は「leather」だ。
  • カンガルー・レザー(kangaroo leather)

    • オーストラリア産のガンガルーの皮をクロムなめししたもの。薄手で柔らかく軽く、非常に摩擦に強い。最高級スパイク靴などに使われている。
  • ぎん面(grain)

    • 脱毛した裸皮ないしは革の表面のこと。皮の表皮層のすぐ下の部分で、真皮層の外面のことをいう。繊維組織が緻密なので、この層は美しく、丈夫である。一般にぎん面のある革をぎん付きといい、この部分を削り取った安価な床皮(とこがわ)と区分している。なお、ぎん面の繊細さ、平滑さ、搔き傷、シワ、生体傷などの欠陥のある無しは、その革の価値を評価するうえで重要になる。
  •  靴型(last)

    • 靴のデザインと機能を決定する最も重要なものの一つで、靴づくりの「土台」となる。昔から木でつくられていたが、最近はプラスチック製靴型に代わってきている。他にケミカル・シューズの産地ではアルミ製のものも使われている。木型、ラストともいう。
  • クレープ・ソール(crepe sole)

    • 酢酸でラテックスを凝固させたクレープラバーでつくられた靴底で、表面には波状、しぼ状その他の模様がある。
  • ゴア(gore)

    • ゴムを織り込んだ伸縮性のある記事で靴の場合、靴の着脱を早く容易にし、しかも靴を常に同じ状態で足にフィットさせておく目的で用いられる。
  • 合成皮革(comosition leather)

    • 合成皮革は綿あるいは他の繊維による織布あるいはメリヤス地を基布として、その表面層を連続気孔のあるポリアミド(ナイロン)あるいはウレタン樹脂でコーティングしたものを通称している。綿メリヤスとスポンジ状あるいは膜状の塩化ビニール樹脂との組み合わせによるものは、「ビニール・レザー」といって合成皮革とは呼ばない。
  • コードヴァン(cordovan)

    • 植物タンニンなめしを施した馬の尻部の革。シェルと呼ばれる緻密な繊維組織を残して丈夫な皮が美しい光沢の革に仕上がる。スペインの「コルドバ地方」に由来し、アラブ文明時代のすぐれた製革法によるためこう名づけられた。独特の艶感とシワ感を備えていうるのが特徴。
  •  こば(edge)
    • 靴底の縁。靴の内側ふまず上がりから爪先を通り、外側ふまず上がりに至る縁回りを指す。かかと部も通った全周の縁回りは「ダブル・エッジ」と呼ばれている。
  • コンフォート・シューズ(comfort shoes)

    • 柔らかい革でつくったかかとの低い靴のことで、フットベッドを採用するものが多い。はき心地がよいので、紳士靴・婦人靴でも人気商品。コンフォートは心地よい、快適な・・という意味。

    

   

  • サドルシューズ(saddle shoes)

    • サドルは馬の鞍の意味。中央に鞍をおいたようにデザインの切り替えがあって、コンビネーションしたものが多い。正しくはサドル・オックスフォードと呼ばれる。
  • サドル・レザー(saddle leather)

    • 馬具製造に使用する植物タンニン鞣しの牛革のこと。タンニン色をして、さまざまな厚みがある。馬具以外にもいろいろな皮革製品に使用される。
  • シープ(sheep skin)

    • 羊皮を鞣したものをいう。皮質は薄く、柔らかで、婦人靴や裏革に使われる。とくにインド産の羊皮は「インド・ヤンピー」と呼ばれ。その品質は定評がある。また仔羊革は「ラム」または「ラムスキン」と呼ばれる。衣料革、高級手袋革などとして多く使用されている。
  • 舌革(tongue)

    • 靴の部分の革で、爪先革から足のインステップまで伸びている。このうち下端が短靴の爪先革に縫い付けられ、紐部の下を通ってトップ・ライン前部に上端が出ているものは「ベロ」と呼んでいる。
  • しぼ(子母)

    • 革をもんで、その表面に生じるシワをいう。シワの形によって、ボックス(四角型)、ウイロー(柳の葉状)、スコッチグレイン(比較的角ばった型)、ペブルドグレイン(丸形で小石のような型)などの種類がある。
  • シューキーパー(shoe keeper)

    • 木、金属、厚紙、プラスチックなどで、靴の形になぞらえてつくったもの。出来上がった靴にはめ込んで、包装したり輸送したり、小売店頭に展示してある間、靴の形や外観を保持するのに用いる。
  • シューホーン(shoe horn)

    • 靴べらのこと。革、プラスチック、骨、金属などで作られ、長いものと手のひらに入る位の短いものがある。。
  • シュリンク・レザー(shrink leather)

    • 革を鞣す際に薬品を加え、ぎん面を収縮させ、独特のしぼを強調した革。「シュリケン・レザー」とも呼ぶ。
  • スエード(suede)

    • クロム鞣しによる仔牛、山羊(やぎ)、羊などの革の裏面を、細かいサンドペーパーで擦り、ビロードのように起毛さてたもの。
  • スニーカー(sneaker)

    • 「忍び歩く人」とう意味で、ゴム底で布製の運動靴のことである。足音がたたないので、アメリカではスニーカーと呼ばれている。
  • スリッポン(slip-on)

    • 紐やファスナーまたは美錠などで着脱しない、つまり紐などない靴のこと。ただし、飾りとしてバックルなどが付いている場合もある。
  • スワール・モカシン(swirl moccasin)

    • 靴のデザインの一種で、流れモカともいう。

  • タッセル(sassel)

    • 房飾りのこと。たとえば、タッセル(房飾りのついた)スリッポンなど。
  • タンニン(tannin)

    • 鞣し剤の一種で植物性のもの。底革など硬い革に仕上げるのに適している。植物体(樹皮、幹、葉、実など)により含有量が異なり、その性質も異なる。
  • チェルシー・ブーツ(chelsea boots)

    • イギリス、ロンドンのチェルシー地区の名がつけられた、サイドゴアのブーツ。「アルバート・ブーツ」や「フラメンコ・ブーツ」などと同じで、日本では明治初年頃「深ゴム」といわれたもの。
  • チャッカ・ブーツ(chukka boots)

    • 純然たるブーツではなく、トップラインの高さはくるぶしが少しかくれる位のもの。主として男子靴の場合である。ふつうスエードないしベロアなどのブラッシュドレザーでつくられた二つ穴が多く、デザート・ブーツとも呼ばれる。
  • チロリアン・シューズ(tyrolean shoes)

    • アルプスのチロル地方で伝統的なチロリアン・ブーツを原型としてつくられた高原や山歩きにふさわしいスポーティな靴のこと。もとは傾斜の多い草原で働く牧童たちにはかれていた丈夫な革製の靴で、甲はモカシンのようなU字型の袋縫いに粗いステッチワークを施し、ラギット・ソールなどの頑丈な靴底が多い。
  • 爪先上がり(toe spring)

    • トウ・スプリングともいい、靴型や靴の底面の先端が上がっていること。ヒールに高さや底の厚さに応じて変化し、靴の歩きやすさに影響を与える大切なものである。
  • 積上げヒール(stacked heel or built heel)

    • 何枚ものかかと革を重ねてつくられたヒールのことで「スタックド・ヒール」ともいう。また積上げるかかと革は「積上げ heel lift」ともいう。
  • デッキシューズ(deck shoes)

    • 何枚ものかかと革を重ねてつくられたヒールのことで「スタックド・ヒール」ともいう。また積上げるかかと革は「積上げ heel lift」ともいう。
  • トウ・スプリング(toe spring)

    • 爪先上がりのこと。
  • 床革(split leather)

    • 革を2枚以上にそいだ場合、ぎん面のない部分を「床革・とこがわ」という。床革は繊維が粗く弱いが、価格が安いので靴の部分に使用される。クロム鞣しの床革をバフ(起毛)したものを「床ベロア」という。

  • 中敷き(sock lining)

    • 靴の内部で、中底の上に張り付けられる革や合成素材のシートで、中底面の凸凹から足を護る。中底全面、後部半分、あるいはヒールシート部だけに敷くものとがある。また、足の疾患や変形を治療、矯正する目的で、靴内部に挿入して使う一種の装具も中敷きとよぶ。これはコルクなどをベースとし、足裏の当たる面のアーチ部などを、足の状態に合わせて盛り上げたりして、作る。医学的には足底板、足底挿板などと呼ばれるもので、矯正中敷きと呼ぶ場合もある。整形外科靴マイスターなどは、医師の処方に基づいて、こうした中敷きを作る職人である。
  • バックスキン(buckskin)

    • 鹿、大鹿の革の総称。靴や手袋に、また衣料革として使われている。鹿の床革から作られた革は「スプリット・バックスキン」と呼ぶ。ぎん面が削り取られた革の部分のみが「バックスキン」と定義づけられる。今日では「鹿革と同じ方法で処理・仕上げられた革」といった程度で牛革その他、革の表、裏に関係なく゛起毛した革゛の総称として使われている。ただし正しくは次の3つは区別して呼びたい。★牛革のぎん面をベルベット状に起毛したものが「ヌバック」★牛革、山羊など革の裏面を起毛したものが「スエード」★同じく革の裏面を起毛したもので毛足の長いものが「ベロア」
  • ナパ・レザー(napa leather)

    • 仔羊や羊の皮を鞣した革のこと。米カリフォルニア州のなパで鞣されていたので、この名がある。おもに手袋用に使われている。
  • ヌバック(nubuck)

    • 半截の牛革のぎん面を、バックスキンのようにバフ(起毛)して仕上げたもの。裏面を毛足を長く起毛したのは「ベロア」である。
  • ぬめ革(case leather)

    • 植物タンニンあるいはこれに合成タンニンを併用して鞣した革で、染色や塗料仕上げしないまま取引される。厚みがあり、タンニン鞣し独特のうす茶色で、ショルダーバッグや紳士靴の細革に用いられる。ほかにハンドバッグ、カバン、ベルトなどにも用いられる。

  • パール(pearl) 

    • クロム鞣しのカーフ、キップ、馬革、キッドなどの革の表面にパール剤(天然の貝粉、魚粉、または鉛その他の化合物など)を塗ったもの。
  • 馬革(horse leather)

    • 馬皮を鞣してつくられた革で、牛革より繊維が柔らかく、ぎん面がなめらか。その特長を生かして靴の裏革をはじめ甲革、中敷に使われ、また、とくに尻の部分は組織が緻密で光沢が美しく、硬くて丈夫なので「コードバン」と呼んで珍重されている。
  • 爬虫類革(reptilskin)

    • ワニ、トカゲ、ニシキヘビ、カメなど希少価値のある野生動物の皮革をいう。ワシントン条約により、正規なルートでの入手以外は違法となる。
  • バックスキン(buckskin)

    • 鹿、大鹿の革の総称。靴や手袋に、また衣料革として使われている。鹿の床革から作られた革は「スプリット・バックスキン」と呼ぶ。ぎん面が削り取られた革の部分のみが「バックスキン」と定義づけられる。今日では「鹿革と同じ方法で処理・仕上げられた革」といった程度で牛革その他、革の表、裏に関係なく゛起毛した革゛の総称として使われている。ただし正しくは次の3つは区別して呼びたい。★牛革のぎん面をベルベット状に起毛したものが「ヌバック」★牛革、山羊など革の裏面を起毛したものが「スエード」★同じく革の裏面を起毛したもので毛足の長いものが「ベロア」
  • パテントレザー(patent leather)

    • エナメル革ともいい、強い光沢仕上げをした革のこと。亜麻仁油などで何回も革の表面をコーティングして、直射日光下か、または赤外線で乾燥させる。現在はウレタン系、エナメル塗料で仕上げる。業界用語として普及した言葉。「パテントレザー」と称されているが、その製造工程に特許がとられた記録はない。人工皮革にも用いられる。
  • パンプ(pump)

    • 1足の靴は複数なので、普通「パンプス」とも呼んでいる。婦人靴の一種で、紐も留め金も用いないではく、くり抜いた形。極く一般的なアフタヌーン・パンプが多く、タウン・シューズ、フォーマルシューズとして用いられる。
  • ヒール(heel)

    • 靴のヒール・シート部に取り付けられる支えで、所定の高さをもつ。靴にヒールがない場合、(スリッパのように)体重がかかとに集中してかかるため疲労が早いので、この重さを足底の各部に分散し、平均化するための調節役としてヒールが使われる。そして、ヒールの高さを適当に上げることにより、足の蹴りだす力が地面に早く伝わるので、歩くときに用いる力が少なくてすむ。またこのような機能面ばかりでなく、ファッション面でも樹脂されている。
  • ピッグスキン(pigskin)

    • 豚革のことで、わが国で原皮を自給自足できるのはピッグスキンだけである。通気性、耐摩耗性に優れ、毛穴のあとが特徴のある模様をしている。衣料用、カバン、袋物、靴の裏用などに使われる。
  • ビブラム・ソール(vibram sole)

    • イタリアのビムラム社の商品名で、スパイクタイヤのように、はっきりした凸凹模様のあるゴム靴底のこと。地面からのショックをよく吸収し、軽くて丈夫なところから、現在では登山靴だけでなくタウン・シューズにも多く使われている。
  • ブーツ・キーパー(boots keeper)

    • ブーツの中に入れる筒状の保型具。材質はプラスチック、ボール紙、ビニールなどがある。
  • ブーツジャック(boots jack)

    • 長いブーツをぬぐとき、かかとをはさんで足で押える道具。
  • 不織布(ふしょくふ)

    • 「織らない布」のことで、繊維をウェップ状(繊維薄層)にして、繊維が絡み合った接点を合成樹脂その他の接着剤によって結合させ、布状にしたものである。英語ではノン・ウォーブン・ファブリックまたはボンデッド・ファイバー・ファブリックという。
  • ペッカリー・レザー(peccary leather)

    • 中南米諸国原産のイノシシの一種から得られる革である。ぎん面は繊細で柔らかい。婦人用紳士用の手袋の他に、靴甲革に使用される。
  • ベロア(velour)

    • 牛革の裏面をバフ(起毛)した革で、毛足が長い。床革の裏面をバフしたものを「床ベロア」といい、商品価値も低い。
  • ボール(ball)

    • 足の親指の付け根と小指の付け根の最も突出した箇所をいう。この箇所の回り寸法を「ボール・ガース」という。
  • ボックスカーフ(box calf)

    • ぎん面がボーディング仕上げされたカーフのこと。元来はクロム鞣しのカーフを総称とする専門語。
  • ポリッシュ(polish)

    • 「磨いたつや」「光沢」といった意味で靴クリームのこともいう。言葉としては「洗練」「上品」「教養」といった意味もある。

  • マット仕上げ(mat finish)

    • 革のつや消し仕上げのことで、鈍く、くすんだ表面の仕上げをいう。
  • モカシン(moccasin)

    • 元来は北アメリカのインディアンがはいていた表と底が一枚の革からできている靴。現在は甲にU字のはぎ合せのあるスポーティな靴のこともこう呼んでいる。
  • モンク(monk)

    • ヨーロッパの修道僧がはいたバンド付きの靴。靴のインステップはバンド付き、側面はバックル留めとなっていた。

  • ユーチップ(u-tip)

    • 靴のデザインの一種で、モカともいう。イミテーション・モカシンのこと。

  • ラスト(last)

    • 靴を作る際に用いる靴型のこと。かつては木を用いて作られていたことから木型ともいう。靴全体の形状をさすこともある。靴のデザインと機能を決める最も重要な要素のひとつ。従来、木で作られていたが、最近はプラスチックが主流を占めつつある。
  • リザード(lizard)

    • トカゲ、またはその革。
  • レース(lace)

    • 靴の「紐」をいう。「レースの靴」または「レース付きの靴」と呼ぶ場合は「紐付の靴」ということになる。なおレースシューズ(lace shoes)となると、編み上げの短靴の総称として使われている。
  • レザーメッシュ(leather mesh)

    • メッシュは網の意味。革で編んだ網。細いひも状の革を手編みでつくる。靴の素材として、通気性の点で歓迎されている。
  • レプタイル・レザー(reptile leather)

    • 爬虫類革の革で、ヘビ、トカゲ、ワニなどがある。

  • ワニ革(crocodile.alligator)

    • アフリカや東南アジアで産出するクロコダイルと、アメリカ産のアリゲーター、ほかには中南米産のカイマンがある。その鱗(うろこ)模様の美しさで、ハンドバッグ、革小物、ベルトなどに使用される。特にクロコダイルのスモールスケールに人気が高い。

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